『約束だからね、絶対だよ?』




なぜか、何度も念をおすアレン。






その姿があまりにもかわいくて、思わず、クスリと笑みがこぼれた。





『はいはい、約束、約束』




アレンは、私がそう言うのを確認すると、かなりご機嫌な様子で鼻唄まで歌っている。







本当に、かわいいな…。






なんだか、弟が出来たみたいで私も嬉しくなる。






けど、






『マリア…最後のゲームは明日にしよう?ボクももう疲れたし、マリアも疲れたでしょ』





まだ私にはやるべきことが残っている。






私は、アレンに向かってコクリと頷いた。







明日が最後のゲームだ。