『何?』






少し不機嫌そうな様子のアレンにギロリと睨まれた。




…そんな顔しても怖くないんだから!





『ゲームは、いくつあるわけ?』






『全部で3つ。これ、全部クリアできたらマリアの勝ちだよ?』





…3つか…。





『あともう1つ…さっきの、女の子は…』





そこまでいいかけて、私は目を見張る。





だって、アレンの顔が至近距離にあるんだ。





驚いて思わず、後ずさる私。





そんな私に、





『それは自分で考えて?』




それだけ言うと、アレンは、ニコリと微笑んだ。