『違う、違う!アレンは、この小屋の中にいるの!』 なぜか、嫌々と首をふり、頑なに湖に近づこうとしない幼い私。 『ううん、違うよ、アレンはこっち』 そう呟くと、私は幼い私の手をスルリと離していた。 『お姉ちゃん!!』 幼い頃の私が呼ぶのも無視して、どんどん湖に近づいていく。 …私、ここ知ってる