『何でも…思い通りか…』



ポツリとそう呟いて、私はこの部屋を飛び出した。






はやく、アレンを探し出さなければならない。






部屋を出ると、すぐ外に出た。





しかし、






『ひ、広すぎじゃない?』




辺りに広がるのは広大な畑や野原。





この中から探すなんて無謀もいいところだ。






けど…なんでだろうか?





『この景色…見たことある気がするんだけど…どこだったかな…?』







なんだかすごく懐かしい気がしてならない。