『だからさ、ボクと一緒に遊んでよ?ボクに勝ったら、マリアの望みを叶えてあげる』 『…望みって?』 私がそう聞き返した時だった。 『キャッ…』 突然、まばゆい光がさしこんできた。 何…この光? 思わず、ギュッと目をつぶってしまった私の耳元で… 『さぁ、ゲームを始めようか?』 さっきまでのアレンの子どもらしい声とは違う…低い男の人の声が聞こえた気がした。