森の奥の沼の話【短編】

彼は沼の淵に白い綺麗な花を添えると

立ち上がり

そして

こう言った




「君の事が好きだった」



閉じた瞼から熱いものが流れていくのがわかった

迷い人の私にも

まだ

熱いものが

流れるのかと

不思議なくらい

冷静に思っていた