森の奥の沼の話【短編】

すると、父さんは

少し屈むと僕の目をじっと見て、こう言ったんだ



『いつも君を一人にして悪いと思ってる。だけど、これだけは知っていて欲しい。本当は父さんだって何万人もの人が助かる薬の研究より、君の側にずっといたいって事を』



そう言うと僕の頭をクシャクシャってして、ドアを開け行ってしまった





玄関に一人残された僕は


髪の毛クシャクシャするのやめろよ


って呟いた