凱司は、と言えば。 目を、開けていた。 いや、開けてから15秒たっている。 自分が何かを抱え込んで寝ているのを、ぼんやり自覚していて。 はっと、目を開けた。 ヤっ………てる訳ねぇな、と。 まず、そこを心配してしまった自分に戸惑った。 ぼんやり覚えている。 雅が起こしに来て。 なんとなく意識は浮き沈みしていたんだと思う。 見られている気は、していた。 そのうち手を重ねてきたから。 重ねてきた、から…? そう。 そのままベッドに引きずり込ん……だ、な。