これは恋ではありません。



「じゃ、またな」


熱くなった顔を俯いて隠していると、頭にポンと置かれた唯斗の手。

その瞬間、また心臓が高鳴って。


――あたし、唯斗が好き――


そんな気持ちが、胸の中をよぎった。