只今、家でゲーム大会開催中です。

何故、いきなりそうなったのかと言われれば、

深い事情があるんです。

「日和、地雷踏んだわ。」

「修平君、ヘルプですっ!」

あの後、工藤先生のところに行きました。

診察はとくに大したことないだろうから、

薬を塗れば大丈夫とのこと。

田島さんがサユと仲良くお喋りしていた。

工藤先生がサユに飛びついたのは言うまでもない。

帰りに文句を言ってるサユが今日は泊まりに行く

からと宣言してきた。

「えっ!?」

いや、嬉しいとも。

サユが泊まりに来るなんて今日はハッピーだ。

「何、駄目なの?」

「ううん、ウェルカムですよっ!!」

夕飯を永瀬家で兄ちゃんとご馳走になって、

サユと修平君が家に泊まりに来た。

ダディとマミーが2人っきりになるし、

いいんじゃないという提案でこうなった。

今頃、ラブラブしてるかもしれない。

ダディとマミーは未だにラブラブだ。

マコ君とサユにもあんな感じになって貰いたい。

いや、将来はあんな感じだろう。

「修ちゃん、修ちゃん!!」

兄ちゃんの騒ぎっぷりは今更何とでもない。

だが、明らかに修平君が嫌そうだ。

兄ちゃんは永瀬家の男の子に随分と災難を

振りかけているからね。

「姉ちゃん、あの鳥何?」

しかし、いつ見ても大人な対応だ。

「さ、さぁ?」

サユと修平君があたしに視線を移す。

「あれはオカメインコの師匠です!」

師匠は普段全く動かない。

それはもう人形のように兄ちゃんの肩に乗ってる。

どうも、人にはキュートなインコちゃんだと

思われたいらしい男の子です。