「気に入ったか?」


彼は無邪気に尋ねて来る。


さゆりさんの家に迎えに来てくれただけで幸せだった。

彼との時間がまだ続く事に嬉しくて……。


だけど、彼はそれだけでなく、

挙式や披露宴、結婚写真だって全て1人で準備し、

そして、最後にこんなにも凄いプレゼントを用意していた。



「隼斗さん」

「ん?」

「私、おかしくなりそうです」

「フッ。いいよ、おかしくなっても。ゆのはゆのだから」

「もう////そんな事言ったら、私、もっと図に乗りますよ?」

「いいよ、もっと図に乗って。なんなら、ご奉仕してくれてもいいし?」



ニヤリと片方の口角を上げ、眉がピクリと動いた。


彼と過ごして1年4カ月。

彼の言わんとする事はよく理解している。


だから、私は……―――……。


「はい!勿論、全身全霊でご奉仕しますよ、旦那様/////」


これ以上無いくらいに顔が赤いと思う。

だけど、こんな顔を見せるのも彼だけだから。


今だけは………彼にこんな私を見て貰いたい。

そう思えるくらい私は成長した。


あなたの傍にいられるなら……。



すると、