辿り着いたのは、御影百貨店のルームウェアコーナーへ。
「ゆの」
「はい」
「お義父さんとさゆりさんにパジャマを選んでくれ」
「パジャマですか?」
「ん、お世話になったからな」
「でも、どうしてパジャマ何ですか?」
「そこは敢えて聞くな」
「へ?」
「とりあえず、選んでくれ」
「あっ、……はい」
隼斗さんは私の少し後ろで腕組みをしながら
私の手に取ったモノを眺めている。
年齢的にも趣向も加味したら、
これなんかどうかしら……?
「隼斗さん」
「ん、いいんじゃねぇの?」
「では、これで」
「ん」
隼斗さんは私の手からお揃いのパジャマを手に取って
レジへと向かって行った。
………私が払わなくて良かったのかな?
気付いた時には既にお会計済み。
綺麗にラッピングされ、少し心が躍る。
2人に散々心配を掛けたから、
これで安心してくれるといいんだけど……。



