家元の寵愛≪壱≫



俺らが宿泊しているコテージのお風呂は

『麦飯石』を使用したお風呂。

ミネラル溶出量が豊富。

浄化・活性化作用、遠赤外線効果が抜群で

長湯になっても湯あたりしないらしい。


――――という事は、

のんびり入ってもOKという事。


ゆのは恥ずかしさのあまり、硬直している。


「ゆの、俺ら夫婦だよな?」

「えっ?」

「いずれ、子供が出来れば嫌でも一緒に入るようになるぞ?」

「えっ、あっ…いえ、嫌というワケでは…」


フッ……“嫌”じゃないなら簡単だ!!


「つべこべ言ってねぇで、入るぞ」

「キャッ!!////////」


俺はゆののトレーナーを捲り上げ


「早く温まって、夕食に行かないと」

「ッ!!………はい////」


渋々、脱ぎ始めるゆの。


今日はゆののバースデー用に

本格フレンチスペシャルディナーを戴く事に。

オーナー夫妻との約束の時間が18時。

別々に入る時間の余裕はあまり無い。


ゆのは諦めたようで……。