『…っ、はぁ、間に合った』 私は、自分の席について、深く息を吸い込む。 『また、遅刻ギリギリって…』 苦笑いをしながら私の机によってきたのは、友達の篠田未来(みらい)。 『あ、未来…おはよ〜』 未来に挨拶をし、私は、かばんをロッカーに置いた。 すると、突然…未来が 『ふふ、千春!知ってた〜?今日ね、転校生くるんだって!しかも、男だって〜!イケメンだといいなぁ〜』 ニヤニヤ笑みを浮かべながらそう言った。