「…借りたのは良いけど……」 何の本だろう? ずいぶん年期が入って本は黄ばんでいる 「………この本は…」 ‐この本は限りのない、永遠の、終わりのない輪を題材に三つの話を綴っている さぁ、最初は儚くも散ってしまった夢の世界へ‐ 「なんだこれ…」 それが最初の感想だった