また君に会えるまで

「美香、田村と なんかあった?」
「べつに。なにもないよ」
萌ちゃんは私と勘ちゃんの様子に気づいたのか、しつこく聞いてくる。
「本当に なにもないよ」
「言いたくなったら言ってよ」
「うん」



萌ちゃんは私に気を使ってくれたのか、それ以上 なにも聞いてこなかった。そして授業が始まった。私は ずっと空を見ていた。授業なんて全然 耳に入ってこなかった。
「私も雲みたいに なりたいかも…」
「プッ。なに言ってんのよ」
「えっ?」




私の言葉を聞いて、突然 笑い出したのは同じ部活で仲良しの『新井 日菜子』だった。…「美香って本当にバカだよね」
「………」
日菜子は いっつも私をバカにしてくる。自分だって頭が悪いくせに〜。
「なんかあったんでしょ?」
「う…ん…」