初恋は涙の味



「ご飯よー?」
頼りないお母さんの声が、廊下に響く。

きっと、今まで泣いていたのだろう…


私は、すぐに階段を降り居間へと向かう。


テーブルの上に上がっているお皿には、綺麗にエビチリやサラダなどが並べられている。

「おいしそ…」
そうポツリと呟く。


そして、箸を手に取りご飯を食べ進めていく…。



だが、やっぱりポツンと1人で食べるのは寂しくて…
いつものように私はテレビをつけた。