幼なじみと付き合った場合。

ふたりが近づいてきて、朝野くんがあたしに頭をペコペコと下げる。



「待たせてゴメン!すぐに行こうとしたんだけどさ」


「ううん、全然ヘーキ」


あたしと朝野くんが話すのを見て、上月くんが不思議そうな顔をしてる。


それもそのはず……。


あたしとの接点がわかんないよね……。








「朝野くんとは、今日友達になったの。ねっ、朝野くん」


朝野くんを見ると、かなり動揺してる。


「そっ、そーなんだよな。ホラ、昼休みに言ってたろ?彼女ができるかもーとかって。

えっ、上月と知り合いなわけ?そっか、同じ中学だったんだよな?」