幼なじみと付き合った場合。

なんだかモヤモヤした気持ちを抱えながら、靴を履きかえて、門の方へ歩いていく。


…あれっ。


朝野くん、まだ来てない…。


あたしは門の脇に立って、朝野くんを待っていた。






あっ、朝野くんがきた。


しかも、となりにいるのは…上月くん!?


へぇ、あのふたりって知り合いなんだ?


あたしはどっちにともなく、手を振った。


そしたら、慌てて手を振り返してくる朝野くんを見て、上月くんが少し驚いてる。


…だよねぇ、なんであたしと知り合いなの?って思うよね。