サングラスのまま、あたしを見下ろす松本さんのお父さん。



こっ……怖いーーーーーーっ!!!



腰が抜けちゃったけど、それでも這って逃げようとしてると、突然目の前の扉が開いた。




「こっ……越野さん!?どうしたの、大丈夫!?」




わ……わぁ……松本さんが……いた!




あたしは床を這って松本さんの足へしがみつく。




「びっ……びびっ…びっくりしちゃって……」




「……とにかくあたしの部屋に入って」



松本さんはお父さんをチラッと見たあと、あたしを部屋の中へ招きいれた。










「なんでウチに来たの……?」



「……心配で……。ホントは、風邪…じゃないよね?」