「越野さんも、赤松くんに言いよられたりした!?

幼なじみだったら、家の行き来とかありそーだし、危険な場面がいっぱいありそうっ」


松本さんは、キャーッて感じで照れまくってる。







危険な場面?


「え…そんなの、一度もナイけど?」


あたしの部屋に来ても、散らかして帰るだけだったり、


あたしから伊織の部屋に行くことは、あんまりないけど、


家に行っても、早く帰れってうるさく言われるだけ。


危険な場面なんて、皆無。


「ウソだぁー。ちょっとぐらいっ」


「アハハ、真面目にナイから!」