昼休みに、そんなことがあったんだ?


あたしはてっきり、ウチのクラスの舞川さんとイチャついてるのかと思った。


ホント、だらしないんだから……。


きっとアイツは、女なら誰でもいいっていう、フトドキモノ。


真剣になってもらえない女の子たちが、ホントかわいそうだよ。







「んー、それはないと思う。伊織って、今まで彼女を作ったことがないんだよね」


「へぇ~」


松本さんは、驚くというより、好奇心いっぱいっていった風に、目をキラキラと輝かせ始める。


「モテるから、ひとりに絞りたくないみたい。ホント、だれかれ構わず、手当たり次第なんだから…」


「じゃあ、越野さんも?」


……へっ!?