松本さんもそう思って誘ってくれたなら、嬉しいんだけど。


「あっ…そうだ。伊織のことなんだけど」


「えっ?」


松本さんはキョトンとしてる。


「話したいって言ってたよね。ゴメン、またいつかそういう場をつくるから」


「あー、その話!?いいよぉ、いつでも。

ね、それより…赤松くんと1組の加賀さんが、昼休みに階段下で密会してたんだって!

もしかして、付き合っちゃうのかな…」






…そっか。


その真相が聞きたくて、あたしに一緒に帰ろうって言ってきたのかも。