「これでいい?」


なんだか満足そうに言われ、ちょっとシャクだけど……


大満足。


「……早く、帰ろう」


恥ずかしさMaxで、あたしは慌てて伊織から顔を背ける。


あたしの顔、


真っ赤だ……。







このすぐ赤くなるとこ、


早く治したい。


伊織もあたしの顔を見て全てを悟ったのか、


もうからかったり、文句言ってきたりしてこなかった。


そしてそのまま他愛もない話をしながら、


家へ帰ったんだ。