幼なじみと付き合った場合。

「松本…ビビってなかった?こんな汚い部屋…」



俺がそう言ったら、島岡さんの顔がサーッと青くなった。



「お……おい、松本ちゃん…まさか、お前に話したのか」



「聞きましたよ~…なりゆきで?島岡さん、結構エロいっすね。高校生に手ぇ出して……彼女いるくせにやるな~……」



俺がニヤニヤしてると、島岡さんは頭をくしゃくしゃっとしてキッチンへ歩いていく。



「なりゆきっつーか……いや、違う……」



「違うって、なにが?」



「あのときは…魔が差したっていうか。……やっぱ、マズイよな……松本ちゃん、なかったことにしてって言うからな。俺も、それでいいかと…」



「あぁ…そーか、松本は遊ばれたわけね?二股とかひでぇ」



「違う……」









「違うって、だから何が?」



「彼女は…いない。だから二股とは違うんだけどな…」



「え、マジで?だったら付き合えば?」



そしたら、松本の彼氏役もオサラバできる!



松本も島岡さんのこと気に入ってるし、一石二鳥じゃ~ん。