幼なじみと付き合った場合。

そいつが松本んちに入るのを確認して、俺は島岡さんちのチャイムを鳴らした。



――ガチャッ。



「おー、入れよ」



島岡さんはいきなりドアを開けると、俺を中へと招き入れた。



初めて入る島岡さんの部屋……。



マジ、汚い。



なんだ、これ。



こんな部屋に、よく松本を入れたよな……。



男くさいっていうか、洗濯物は床に散らばり、いつから置いてあるのか、テーブルの上にはいくつものカップがそのまま置かれている。



シンクの中には食いおわったラーメンの容器や、割り箸がそのまま散乱してた。







「汚ねーな……」



俺がボソッと呟くと、頭をいきなり殴られた。



「うるせー」