「んー……やんっ……」



……やんって、俺触ってねーけど?



彩花はなんだか艶めかしい声を出して、俺に背を向けた。



彩花のベッドにコッソリ入って、となりに寝てやった。




どうだ!起きたらビビるぞ、絶対。



蹴り落とされる覚悟はできてる!



だけどこうでもしないと、彩花と同じベッドに寝るとか、絶対ないから。



付き合ってるって言っても、まだキスだけだしな……。



それ以上なんて、コイツが許すはずがない。



ガード固いし、手ぇ出そうもんなら…ぶっとばされるのが、目に見えてる。









こうやって横に並んでるだけで、結構幸せ。



彩花のシャンプーの香りが枕に残ってて、ずっと一緒に寝てたような気分になれる。