ベッドのある場所までそっと足を運ぶ。



布団のふくらみに、今すぐダイブして抱きしめてやりてー。



……だけど、今日はキスで目覚めさせるっていう計画があるから。



枕元にまわると、気持ちよさそうに目を閉じて寝息をたてている彩花の顔が目に入ってきた。



…うぉ、マジでかわいすぎるな!!



この寝顔を俺が独占してると思うだけで、テンションが上がる。











――チュッ。



……ん?



ピクリどころか、微動だにしない彩花に、もう一度キス。



……口開けて、寝てやがる。



……ムリだな。



コイツ、そんなデリケートじゃねぇし。



布団引っ張って叩き起こすぐらいじゃないと、起きないって知ってたけどさー……。



だったら……。