幼なじみと付き合った場合。

「それって俺をライバルって認めてるってこと?」


朝野くんは、ヘラヘラと笑ってる。


「さぁ……伊織って、バカだから……」


「バカって!彼氏なのに、ひどいな……」


「そうなんだけど……」


「俺さー、赤松くんって憧れる。カッコいいしさ。

ちょうど俺と同じでG××Gのアクセが好きっつってたし、今日……実は、学校につけてきた」


……え?


朝野くんは、シャツの第一ボタンをはずすと、チラリと首からネックレスを覗かせる。


「あっ……朝野くんが学校につけてきたの!?意外っ」


「だよねー。俺もそう思う。だけどさ、彩花はこーいう方がいいのかって思ったら……つけてみよーかなって」


「イヤイヤ、別にアクセサリーをつけてる伊織が好きなわけじゃないから!」


「そーなんだ?赤松くんと同じ香水も、買ってみよーかなって思ってたのに」


「や……やめた方がいいよ!?あんなの、臭いだけだから!」


程度の問題なんだろーけどね!?


伊織のは、つけすぎ!