「勝手にお弁当作ってゴメンなさい……だけど、あたし赤松くんが好き」



加賀は俺を見上げ、ハッキリとした口調でそう言ってきた。



「気持ちは嬉しいけど、どーしてやることもできねぇな」



「そんな……。今、彼女いないよね?あたしじゃダメかな……」



「うん、ダメ。ゴメンな」



言いきって立ちさろうとしたら、腕を掴まれた。








「赤松くん、どうして!?あたし、納得できない!」



……よっぽど自分に自信があんだなー。



こーいう女は、余計にゴメンだ。