幼なじみと付き合った場合。

黙ったまま、その子が近づいてくるのを待った。



俺の前にやってきたのは、やっぱりその子だった。



「えーと……加賀、さん?」



「うん」



加賀は軽く首を傾げると、俺を見て目を細める。







「悪いけど……コレ、返すわ」



俺が弁当を突っ返すと、なにが起こったのか理解できないって風な表情をして、固まってる。