あたしは逃げるようにして、自分の部屋へ猛ダッシュ!!



伊織もすごいスピードであたしを追いかけてくる。




「キャーッ!!マジで怖いからっ!!男の嫉妬は見苦しいよ!?」



「うるせぇ!なんで逃げてんだよ、つか……開けろっ!!」



間一髪で部屋の扉を閉めたはずなのに、カギをかける前に、伊織にこじ開けられた。









嫌だーっ!!



ホント嫌なんだけどっ!?



なんなの、コイツ!



逃げ場をなくしたあたしは、自分のベッドにダイブして布団にくるまる。




そしたら伊織は布団を引き剥がそうと、無理やり引っ張ってくる。




もう、嫌~~~っ!!