幼なじみと付き合った場合。

「彩花ぁ~」


しばらくして、伊織があたしを呼ぶ声がした。


「なによー」


あたしは振りかえりもせずに、宿題とにらめっこ。


そしたら伊織の寂しそうな声が聞こえてくる。


「なー、振り向けって。つーか、ちょっとコッチに来いよ」


「用があるなら、伊織が来てよ」


「はぁ~!?生意気言ってんなよ?」


いきなり伊織に、うしろからヘッドロックをされる。


「キャーッ!!なにするのーっ!!」






「俺に逆らうとか、100年早いから」



「うっ…なに言ってんの!?100年経ったらもう生きてないし!」



「そーいう意味じゃねーよ!!」



伊織の腕がゆるんだと思ったら、今度は雑誌を目の前に突きだされた。