キス……キス、キスの嵐に、あたしの頭はどうにかなっちゃいそう。



唇に触れるだけのキスから、少しずつ甘いキスに変わっていく。



伊織にキスされる度に、体の中心が痺れるような、そんな感覚に襲われる。




ヤダ……なんか、ボーっとしてきちゃう。









ギュッと伊織の腕にしがみつくと、伊織もそれに応えるかのように、あたしの体をグッと力強く引きよせた。



「彩花……好きだよ」


ヤダ……。


キュンとした。


伊織は、キスの合間にあたしに愛の言葉を囁いて、


優しいキスを、たくさんくれる。


あたしも……


あたしも、伊織が好き……。


好き……大好き。