幼なじみと付き合った場合。

そうだ…重大なことを思いだした……。



あたし、朝野くんに断らなきゃ…だった。



「松本さーん…あたし、どうしよう……」



「えっ?」



「日曜にね…朝野くんに好き好きオーラ出してたくせに、そのあと伊織にコクられて、付き合うことになって。

だけど、朝野くん…昨日ウチに来て、あたしのことが好きだって……諦めないって…」



あああ……こんなあたしが、ふたりから想われるとか、ありえないんだけど……。



こんな展開、一生に一度だろうし、もしかしてドッキリじゃないの!?って思っちゃう。



こんなことを暴露する自分が勘違い女みたいではずかしくて、顔を手で覆った。








「あの朝野くんが!?えーっ、意外!!」



松本さんも、ビックリ!?



……だよねぇ。



あたしも驚いたもん。