しかも照れたまま、無言でトースターにパンを突っ込んでる。



「彩花…もっと」



冗談でそう言うと、



「ばっ……バカ!!」



って言って、顔を手で覆ってる。



ハハ…ホントはもっとしたいところだけど、おじさん起きてきたら困るしな。







「じゃ、起こしてくる」



彩花に笑いかけて、キッチンを出た。



……あ~、彩花にもっとハマりそ~。



俺、こんなにアイツのこと好きだったんだな……。



今さらながら、そのことを再確認。