「照れんなよ」



「全然!?伊織と一緒に寝たら、なにされるかわかんないし!」



「ハハ、なんもしねーって」



「えーっ、絶対ウソ!!」



「つーか、俺どうせ寝れねぇし。相手してくれ~」



「知らないってば!!朝までひとりで起きてれば?」



「ひで~。それが病人に対する態度かよ……」








どこが病人!?



そういえば、船酔いしたんだっけ。




そんなことも忘れちゃうぐらい、今の伊織は元気を取りもどしていた。