幼なじみと付き合った場合。

「恋愛の1から10まで……手取り足取り、みっちり教えてやんよ?」



なんて、ニヤニヤしながら言ってくる。



「結構ですっ!!」



しかも伊織が言うと、エロくしか聞こえない……。



「遠慮すんなよ、あとでじっくり……」




今まで伊織とこんな話したことないし、考えるだけで恥ずかしくなってくる。



照れを隠すために、あたしは伊織の首に、さっき買って来た冷たいジュースを押しあてた。






「うっ、冷て~~~~っ!!」



「ほら、ジュースでも飲んで切り替えなよ……あたし、いつもの伊織がいい」