幼なじみと付き合った場合。

――ガチャッ。



扉が開いたかと思うと、お父さんの声がすぐに聞こえた。




「お前ら~、なんか飲むか?」



「いらないっ!!ぜぇっ、ぜぇっ……」



あたしが肩で息をしてるのを見て、お父さんは首をひねってる。



「彩花~、なんで怒ってんだぁ?」



「別にっ!!」












あー、ビックリした!!


あー、ビックリした~!!


心臓が口から飛び出そうって、こーいうこと!!


全力疾走したわけでもないのに、あたしの心臓はドキドキ、バクバク。



息はかなり、あがっていた。