幼なじみと付き合った場合。

それに、伊織とふたりっきりで出かけるよりは……例えお父さんでもいてくれた方が、気が紛れる。




「伊織は?」




「なんかこじゃれた服着て色気づいてたぞ?でも今日は汚れるだろうし、着替えて来いって言ったから、いったん家に戻ってる」



こじゃれた……って。




「彩花はいつも通りだな。それでいいな」




アハハ…デートに対する、あたしと伊織の気合の入れようがバレバレ!?



っていうか、やっぱり……伊織は……本気でデートするつもりだった…ってことだよね。









「彩花~!早くしろ!!置いてくぞ?」



「はいいっ!!」



もう、お父さんってば勝手なんだから。




あたしは大慌てで自分の部屋に戻ると、ケータイやお財布をバッグに入れてすぐに外に出た。