……ら。


「うわぁ!なんで部屋にいるの!?」


び……びっくりした……。


伊織が床に転がってる。


床に片肘をついて手で頭を支え、横向きになってもう片方の手でケータイを触ってる。


「またゲームしてる!?そんなの、家でやってよ」


伊織の頭もとに立ち、ケータイを指差す。







そしたら伊織が、のっそりと起き上がった。


「ゲームじゃねーよ」


ボソッと呟くと、なんだか気だるそうに、座ったまま下からあたしを見上げてくる。