幼なじみと付き合った場合。

キッチンに走って、伊織にケータイを突きだす。


「松本さんからだよ!ねぇ、付き合ってるの?」


あたしの言葉に、伊織の表情が一気に険しくなる。


「付き合ってねーよ。バーカ」


「な……っ、なによ、その言い方」


「貸せよ」


伊織はあたしからケータイを受けとると、クルリと反対を向いた。


な……なに、それ。


普通に出ればいーのに!


伊織が女子と電話してるのなんて、今に始まったことじゃない。


だけど、こんな風にあからさまに避けられるのは初めて。


き……気になる。