部屋に入ると、伊織は断りもなく、あたしのベッドに転がった。


いつものことだから、気にしないけど……これを他の子たちが聞いたらなんて言うかな。



想像しただけで恐ろしいよ。


「彩花~、なんか飲みたい」


「なにそれ!自分で取ってくればぁ?」


「しょうがねぇなー。行ってくるか」


伊織はブツブツ言いながら、部屋を出て行った。


もー!ホント、偉そうなんだから。