そこまで言いかけたとき、廊下からすごい声が聞こえてきた。


「キャー、離して!!」


「なんなのよ!アンタ!!」


それと同時に、ガラスの割れるような音。


ガシャーンッ!


な…なにごと!?


慌てて教室の外に出ると、そこらじゅうに窓ガラスの破片が飛び散り、


床の上に松本さんがうずくまっていた。


……え…どういうこと!?






松本さんの側には、怒りに震えた舞川さんがいて、それを伊織が取りおさえていた。


…やっぱりね、いつか、こういうことになると思ってたんだ。