幼なじみと付き合った場合。

あー、もぉヤダ。



俺、絶対彩花と付き合える見込みねーよな……。



彩花にしたら、俺なんて朝野の何倍も下の下で……。



なにすれば、朝野の上になれるわけ?



ガックリして、もう話す気力さえなくなってきた。



無言で彩花の足の手当てをして、一通り終わった頃に、保健室の扉が開く音がした。







――ガラガラガラ。


「あっ……」


ん?


俺たちの姿を見て、ハッとして出ていこうとするヤツがいる。


…なんか誤解してねぇか?


悲しいほど、俺たちの間には、怪しい雰囲気は漂ってないはず。


俺が引きとめようとする前に、彩花が声を出した。