幼なじみと付き合った場合。

「そんなことで怒るわけねーじゃん」



「ホントに…?黙って出ていったし、怒ったのかと思った」



昨日は、これ以上話してもムダだと思ったし、そういうときはサッと逃げた方が話がそこで終わるしな。



そんなこと、気にしてたんだ?



「舞川とは、もうなんでもねーから。さっき、そーいうことになった」



「えっ!?」



「俺が特定のヤツと付き合わねーの、知ってるだろ?」



「うん……」



彩花はなにか言いたそうにして、潤んだ瞳で俺を見つめてくる。









…また、ドキドキしてきた。