幼なじみと付き合った場合。

「冗談だろ…なんもいらねーよ。ホラ、足そこ乗せて」



俺は近くにあったパイプイスを彩花の前に突きだし、足を乗せるように促す。



「…ゴメンね」



少しふてくされた顔をして、俺の言うままにイスに足を乗せてる。



素直でいーじゃん。



なんなら、お前からのプレゼントは俺に甘えるとかさ、そんなんでもいーけどな。



ひとりでそんなことを考えてみるけど、全部言えねぇ……。



冗談でもいーから、彩花が自分から言ってくれればな~。