幼なじみと付き合った場合。

「おい…これ、どうした!?」


彩花の真っ白な足は、地面で擦ったような擦り傷だらけで。


ところどころ血で滲んでいて、見てるだけで、とても痛々しい。


「自転車で…転んだの」


「…はぁ?どんくせぇな」


「うるさいっ。だから、なんでもないって言ってるでしょ!?」


彩花は、俺の手を振りきって、無理矢理立ち上がる。


「…保健室に、行こう」


「いいよ、このぐらい。すぐ治るし」


「ダメだ。ちゃんと洗って、消毒しないと」


「洗う!?やめてよ、痛いのヤダ!!」


「ヤダとか言ってる場合じゃねーの。おら、来いっ」


「やっ、ちょっと!?」