幼なじみと付き合った場合。

うぉ…マジかよ。


古賀は俺を見つけ、笑みを浮かべて近寄ってきた。


「伊織くん、おはよー」


おいおい…呼び方が、伊織になってんぞ?


許可した覚えはねぇんだが。


俺は古賀をチラッと見ただけで、特に返事を返さなかった。






「伊織くん…照れてるみたい」


古賀はそばにいた女友達に、そんなことを言ってやがる。


なんで、そーなる!?


俺は特に話しかけることもせず、古賀の横を素通りした。