幼なじみと付き合った場合。

あんなに軽いくせに、彩花は自転車こぐのも遅いからな。


なんとか理由をつけて、今日も俺が乗せてやれば、よかった?


廊下に突っ立ってると、舞川が近寄ってきた。


「赤松くーん。オハヨ」


「おはよ」


「ねぇ、今度赤松くんちに行ってもいいって言ってたよね…いつなら、空いてる?」


そーいや、昨日彩花がコッチを気にしてたから、


舞川をその気にさせんのに、そういうこと言ったんだっけ。